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やれやれな日々であった

本日、やっとスットコ娘の全ての受験が終わって気持ちが明るくなってきているねこママだ。
つくづく思うのは、高校受験に比べると、大学受験は親子のメンタル面がはるかに不安定になるということ。
娘は娘で「全落ち」の恐怖と戦わねばならないし、親は親で、娘のそういった心理を我がものとして受け止めるから、夜中にふと目が覚めるとそれからもうあれこれ考えて眠れなくなってしまう。

いくらなんでもU和一女を出て浪人までして「全落ち」ということはないだろう、と言いたいが、娘には現実にそうなった先輩がいるのだから、何を言って励ましてもダメなのですね。
本当にキツイ日々であった。

最初に、某元首相の出身大学を全学部方式(E方式)で受けた。
それを「難しかったから落ちるかも」という怖さで娘はいきなりへこんでしまい、ネットでの発表を見なかった。
合格通知のハガキと入学手続きの書類が届いて、
「あ~、これでひとまず大学生にはなれるのか(^^;)」と娘はちょっぴりだけ安堵した。

次に、センター利用で合格した大学(まるっきりのすべり止め)から合格通知が届いた。
さらに法政大学法学部からの封書が届いた時は、「これでやっと普通に大学生活を楽しめるんだなあ」と娘は言った(先ほどの二校の立場はどうなるんじゃ)。

ここらへんで親子していくぶん気持ちは軽くなったものの、またぞろ(U和一女を出て浪人までして・・・)という考えが頭をもたげてくるんです。「法政で終わってたまるか」とね。
イヤな親子だなあ。笑

去年、現役で法政に入ったK日部高校出身のTくんにメールすると、「残念!おれは多摩校舎なんだ・・・」と言う。それを「やった!!嬉しい!!」とスットコ娘がガッツポーズするというのは何なんだ。あんたが受かった法学部は市ヶ谷校舎だろー。そんなにTくんのことがイヤならメールなんかするな。
「だって、受験が終わったら遊ぼう遊ぼう、言ってくるんだもん。ウザイ」「はよ自分とこの多摩校舎で彼女を作れ、と言え」「TはK野の顔が一番好きなんだって」「うわっ、気持ち悪ッ」
Tくん、すまん。笑

次に明治大学経営学部に合格した時は、合格するという確信のある点数を取っていたのでふ~んという感じで受け止め、延納金をどっちに払うかで大喧嘩し、絶対に受からないと決め込んでいた政経学部の発表を見てわんわん泣き(娘がだよ)、とまあ、ここまではひとつも落ちることなくスムースに来たんです。
そうして娘は、「早慶、落ちてもいいよ。明治の政経が自分の実力相応だと思うから」と、まだ発表になってもいないのにそんな殊勝なことを言う。
「あんたさ~、中学んとき、マーチ出身の理科の先生に『絶対マーチなんかに行かない!』と大見得切ったの覚えてる?」
「覚えてる」と娘はヘヘヘと笑った。「ま、あん時はあん時」
「あきれたね。まったく失礼だったらありゃしない」

その先生は娘を気に入って可愛がってイジメてくれていたのでそれはそれでいいんだが(いいのかよ)、マーチに合格するのも実は大変なんだってことぐらい娘もわかっただろう。

ところでちょっと面白かった話。
娘が高校のときに大好きだった社会のO先生は、「早稲田に受かって蹴るために早稲田を受験した」のだそうだ。
落ちたけどね。笑

とまあ、今振り返るとまったくもってワサワサワサワサ落ち着かない日々であった。
終わって本当にセイセイしました。

by nekotamamako323 | 2010-02-22 21:46 | なし