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笑える本

笑える本_c0077465_20165033.jpg「大正・昭和 乙女らいふ 女學生手帖」という本を図書館で借りて来た。もともと、昔くさいものを見るのが好き。

面白かったのは「女学生必携マナー集」で、読みながらつい、ぶはははと笑ってしまった。

たとえば校門の前で、母校を訪問してきた卒業生を迎えるときの会話。「あら、いらっしゃい」ではダメで、先輩として尊敬せねばならないので「いらっしゃいまし」
それはいいが、その先輩が校長先生のところに訪ねて行くのであれば、

「校長先生ですか、いらっしゃいます。ご案内いたしましょうか」とか「お取り次ぎいたしましょうか」と言えば、相手も「ありがとう。でも古巣ですもの、迷いはしませんわ。ホホホホ」「ホホホホ」と、晴れたみ空に笑い声が響き渡ることでしょう。

とある。女学生が「ホホホホ」の応酬ですか。なんかキモチ悪いね。笑
かと思えば「上手な買い物」のところでは、店員に勧められた品物を

「そんなものいらないわ。もっといいのない?」などと言えば、相手を気持ち悪くさせて却って高い物を売りつけられます。

と注意をしている。
いいがな、売りつけられたって。どうせハハハでなくホホホと笑うお嬢だもん、お金はたっぷりあるでしょうよ。ねこママ、何ひがんでんだ。笑

いやぁ、しかし面白かった。
ちなみに「少女倶楽部」が「少女クラブ」になり、やがて、ねこママも愛読した「週刊少女フレンド」へと発展したというのは初耳でしたぞなもし。


by nekotamamako323 | 2015-10-31 20:53 | 読書