2016年 05月 25日
読経の費用
その理由をじいさんは、
「向こう(新潟の地元ね)は貧しい農村地帯で経済的にあまり豊かとは言えない地域だから、一般より安くしているのではないか」
と言う。
じいさんの言うことは思い違いだったり自分の主観が多かったりして、アテにならないことも多いので額面通りには受け止められなかったりするが、これだけはストンと腑に落ちた。
そもそもねこママんちの菩提寺の「前」住職はねこママの高校時代の恩師で、住職と高校教師を兼業していたが、ねこママは内心(お寺だけではやっていけないからなのかしらん?)と思ったこともある。
ちなみにPOPライターをしていた頃、実家が新潟の燕市だか三条市だかで(どっちだか忘れた)お寺だったが、人口がどんどん減ってきて寺の運営が立ちいかなくなり、祖父の代にやむなく廃寺して関東に流れてきたんだ、という人と話をしたことがある。鮮魚部の主任をしている人だった。
ねこママの地元も離村者が増えて都会に流れて行き、人口も世帯数も激減したが、地元を離れて月給取りになっても法事は地元の菩提寺にお願いするし、おてんと様のご機嫌次第の農業よりは収入も安定しているからなのか、読経代をはずむ傾向があるように思う。
だから、こんなことを言うのもアレだが、昔よりはお布施も増えて住職も兼業しなくてもやっていけるのじゃないかしら。
だって現住職の息子さん、あんな田舎にいて中学から私立に通ってんですもん。(^^;
現在の住職も(恩師の息子)昔にくらべると相当広い範囲を読経に廻らなければならなくなって、時期によってはお寺に落ち着く暇もないみたい。ねこママんちのばあちゃんの四十九日だとか一回忌を前倒ししまくっているのはそのせいである。お寺の都合でこんなに前倒しするなんてなんか変だなとは思うが、文句は言えませぬ。
これだったら宗派は違うがパパ友の坊さんに読経をお願いしてもいいや、と思ったこともあるが、なんせ、件の菩提寺は住職の祖父にあたる「元」住職とねこママの祖母が同級生同士、話によれば祖母は「頭の良い子供であった」らしい。
なので眼をかけていた祖母が亡くなったときに一番立派な戒名を安い値段で授けてくれたといういわくもあって、現在の住職に「これからもウチがお経をあげるから」と言われているんですね。
なので、どんなに前倒しになろうが別途に交通費が2万かかろうが3万かかろうが、お世話にならざるを得ないわけなのであります・・・。
by nekotamamako323
| 2016-05-25 09:27
| う~~~~む