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♪お~も~い~~出~す♪

ワーズワースの詩を思い出したついでに、上田敏の「海潮音」に次のような訳詞があるのを思い出した。

「わすれなぐさ」
  ウィルヘルム・アレント
ながれのきしの ひともとは
みそらのいろの みづあさぎ
なみことごとく くちづけし
はたことごとく わすれゆく



ねこママの愚劣な訳とは違って、なんと高邁な訳詩だろうと思うが、同じ上田敏訳の「山のあなた」(カール・ブッセ)の方は、はっきり言ってくだらんです。原文がくだらないのか訳文がくだらないのかは知らねども、どういう風に翻訳してもくだらない詩になっていたのだろうと思う。ボロクソやな。

ところで「みづあさぎ」といえば、スーパーでPOPライターをやっていたときのことだが、セール用に黄色い用紙が必要になり、チャリで少し離れた文具店まで急いで買いに行った。
店の奥さんが500枚一束で包装されている用紙をそのまんまよこしたので、領収書を書いてもらってお金を払い、大急ぎでスーパーに戻って開けてみたらば

青色やないか~~~い!!

ルネッサ~~~ンス!!


「確かに黄色い用紙を、と言ったのに、これはどういうことなんだよ!このクソ忙しい時に!」と激怒しつつ包装紙をためつすがめつ眺めたら・・・・・

「水浅黄」と書いてある。怒

ば・か・も・ん・!

いや、開店時間も近づいているし怒っているヒマがあるなら取り換えてこいよなので、またチャリを チャリチャリチャリチャリ!!と漕いで文具店に戻り、
「水浅黄というのは青色のことじゃね~ですわよ!」
と叫んだんです。
その返事が「え~っ!?違うの!?」なんですが、用紙のメーカーが「浅黄」なんて字を当てるからこういうことになる。「水浅葱」とあれば、少なくともこういう事にはならなかったと思うんですけどね。

とまあ、いろいろなことを思い出す初秋の夕暮れでありますた。(^四^)

by nekotamamako323 | 2008-09-10 19:32 | うふっ