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夜食を作る

近頃スットコ息子はますます忙しく、週の半分は帰ってこない。でもって、帰る日は夜の11時頃になる。
ねこママはべラボーに眠いのだが、それでも真面目に御飯を作る。
ハンバーグだったりトンカツだったりポテトのミートグラタンだったりと多種多様だが、帰宅するや否や、出来立てのアツアツが食べられるようにしている。

が、ときどき無性に嫌になってつい愚痴をこぼしたりしますが、スットコ亭主や娘は「ほうっておけ!」と言う。
「何もなければカップラーメンでも何でも、あるものを食えばいいんだ。そこまで甘やかすことはない」
「そうだよ~!無理に作らなくてもいいじゃん!」
と、口々に言います。

他にも、子どもがすっかり大きくなった人たちは、「ねこたさんは甘い!」とおっしゃいます。しかし、まだ子どもが独立していない年頃の子どもを持つ人たちは、そういうことは言わない。この違いは何なのだろうかと思う。

ねこママは、スットコ亭主と娘の二人にこう言う。
「もし、自分が2時間もかかって夜遅く帰ってきたとする。電気は消えて茶の間は真っ暗。テーブルに冷たい御飯とおかずが乗っていて、それを自分でチンして食べるというのは侘しいでしょう?それよりも、電気がついてて出来立てのホカホカの御飯やおかずや味噌汁が出てくるって、嬉しいと思わない?」
スットコ亭主はそこで沈黙するが、娘は「別に~~~」と、冷血な返事をする。「K野はカップラーメンでいいもん」

「だからニキビが出来るんだよ!」

と一喝すると、「お母さんはお兄ちゃんの方が可愛いんだもんね」と言い返してきた。
「そんなことはない!どっちもおんなじ!あんただって11時頃に帰ってきたら、おんなじように御飯を・・・」
「・・・・」
見つめ合う二人。
「・・・・作らないか・・・・」
ほらね~っ。やっぱりお兄ちゃんの方が可愛いんだ!」
「そうじゃない!男の子はいつかは人様にくれてやる子だからだよ。わかるでしょう?」
「まあね」
「くれてやる子には御飯を作る。くれてやらない子にはめんどくさいから作らない」

どういう理屈じゃ。

まあ、そんなわけで娘を言いくるめ、息子のために今夜は餃子を焼き、野菜たっぷりのラーメンを作るのである

by nekotamamako323 | 2009-10-09 22:23 | にゃあにゃあ☆