やれやれやっと

三回目のカンニングが発覚して、テスト半ばで帰宅させられたTさんは、翌日の金曜日は欠勤だった。
「もし土曜日に出勤して来たら最後のテストをすることになるけど、テストの前に手のひらとか服とかをよ~く調べてくれ、だって」とSさんが言う。
(人権侵害もいいとこじゃん)と思いつつ、「それ、Оさんは承知の上?」と聞くと、「うん、Оさんがそうしろって言ったの」

うへぇ、参ったね~。

と思ったが、そうも言ってられない。
毎日のようにテストをしているのにいっかな点数が上がらず、カンニングをしてさえおよそ半分弱だったり半分強だったりの点数しか取れないというのは、これはもう、Tさんの脳がうちのチームで仕事が出来るレベルの働きをしていないということだ。
決して知恵遅れではないのだが、やる気も努力する気も勉強する気もなく、ただ障害年金だけで暮らしていくのはきついからというそれだけで、クラゲのように漂う意識のままに居座られても大迷惑。
ましてやカンニングをしてその場限りの点数を取ってでも(効果はなかったけどね)居座ろう、なんて根性がさもしくて、すっげ~イヤ。

なので、多少の後ろめたさを感じつつも土曜日の今日、出勤してきたTさんに、
「あなた、何度もカンニングしているでしょう?だからテストの前に検査させてもらうよ?」と厳しい口調で言った。
いやもう、全然悪びれないんですね、この人は。
(ほら見て。何にもないでしょう?)と言わんばかりに手のひらを掲げてくるくるして見せ、「袖をまくって」と言われると言うとおりにし、服もペロン、とまくってその下に何もないということを積極的に見せてくる。
Оさんが、「俺がついて見てるからいいよ」と言って、ほんとに20分間びっちりと隣に座って監視していてくれたので、ねこママはその間にバタバタと自分の仕事をやっていた。

点数は・・・・今回も相変わらずの54点。
二集三班の町名がひとつも書けていない。他の集・班の解答欄にも、書けていない町名がいくつもある。
しばらくしてからKくんが、「100点取れなかったから更迭と決まったよ」と言ってきた。「もし100点だったら、来週の一週間、今までにやってもらっていた業務を全部やってもらって、仕事が出来ないということが証明されれば総務の上司達がTさんと話し合いをすることになっていたけど、100点とれなかったからそれはなくなった」「じゃあ更迭で決まり?」「そう」「更迭って、どっかに移すということ?」「そう」「契約期間内だから会社の方から破棄出来ないのはわかってるけど、更迭レベルだったら秋にまた契約更新するってことあるんじゃないの?」と、疑い深いねこママがなおも言うと、Kくんは「ない!それはない!もう決まってる」と、きっぱりと言った。

帰宅してから非番のSさんにメールすると、まだ「どうなることやら・・・」と言っている。
そうね、まだどうなるかわかんないよね。
三度目のカンニングで耐え切れなくなって、「なんでうちなの!?(なんで彼女を引き受けるのがうちのチームでなければならなかったの、という意味)」と険しい表情で叫んだSさんのことだ、まだ信じきれなくって不安があるんだろう。


障害者雇用率を達成することも大事だとは思うが、これほどにまでタチが悪い障害者もいるのだ。
障害の有無にかかわらず、雇用したからには一般の社員達と同じように仕事が出来るようになるまで育成に努めるのは当然だが、人間性の改進が不可能なレベルであることがわかったなら、早めに引導を渡すことを考えるべきなのではないかと思う。
この1年7ヶ月あまり、Tさんの存在によって頭に重石を乗せられたような状態で過ごしていた日々が残念だ。
そして、仕事をする意欲も努力する意欲も待たないままのTさんを雇用し続けていた6年間の年月に、いったいどういう意味があるのかわからない。


多少知恵の遅れた青年の配達員がいて、仕事はそう速くはないが黙々と真摯に仕事をこなしているのを見るにつけ、そう強く思う。

※青字は修正したもの

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by nekotamamako323 | 2011-05-28 17:43 | にゃあにゃあ☆ | Comments(0)