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愛とは⬅ねこママらしくもないね

週刊文春のバックナンバーを読み返していて、「花子とアン」の脚本家と作家の林真理子女史の対談のある一部に眼が止まった。
正確に言えば、前々から気になっている部分ではあったのだが、ここのところずっと他ごとに気を取られていて、それっきりになっていたものである。

仲間由紀恵演じる蓮子が、夫である嘉納伝助に「お前の顔と身分以外、どこを愛せちゅうとか!」と言われて衝撃を受ける場面があったのを覚えておられるだろうか。
それについて、林女史が対談の中で「私もあんなふうに言われたいよ。あれはすごい愛の告白だと思うけどな」と述べている。

そうなのか?

・・・と、ねこママは改めてびっくりしたのだが、改めて、人それぞれだなあと感心もした。
美貌を恃みにしている女であれば、心底にある優越感をくすぐられてちょっぴりだが悪い気がしなくもないだろう。また、顔面偏差値低めを気にしている女性なら、「私も言われてみたい」という気になるだろう。(いえ、どなたかのことではありませんから。(^^))

しかし、ねこママは断じて言います。
これが愛の告白なわけね〜だろう。

愛とは全部を愛することである。
そこからあっちの部分が剥げ落ちこっちの部分が剥げ落ちして、最後には芯の部分が残る。それは顔でもなければ身分といったものでもない、とねこママは思うのだ。

by nekotamamako323 | 2014-10-31 08:54 | 読書