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花の名前

ねこママは花の名前を知ることに興味がない、と書いたが、それでも山百合だのかたくりだのたんぽぽだのマンサクだのぐらいは知っている。
知っていて何か都合のいいことがあるかというと、たとえば「新潟の田んぼのあぜ道には、早春の頃になるとマンサクがさいていたよ」ぐらいの説明ができる。
しかし、マンサクがどんな花かを知らない人にはそれで終わってしまいます。
そういう人に、「どんな花かを説明するという描写力」でもってわかってもらわなければどうしょもねぇですよ。

それで、枝振りがどうでこうで乾燥春雨の黄色いやつみたいな花がどうでこうでと細かく説明致します。ついでに描けたら絵も描いてみせる。
ああ、こういう花なのか、と思っていただければそれでよし。ねこママはそう思う。
花は花にとってはただ「花」なのだから、姿形を説明してわかってもらえればいいじゃんね。

それにしても、人は人がつけた花の名前をいくつも知れば知るほど、花の側に寄り添っていない。ねこママはそんな気がする。つまり、人間サマがつけた名前でもって花を見れば見るほど、「自然」と「人間」の区別化が明確になってくるのを感じるんですね。


・・・とここまで書いて、向田邦子の小説に「花の名前」というのがあったような気がした。内容を思い出せないので、たぶん読んでいない。読んでもち〜とも思い出せなかったりする昨今なのだが。笑


by nekotamamako323 | 2015-08-30 08:44 | う~~~~む