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宮沢賢治の詩から

宮沢賢治に「岩手山」という詩がある。中学か高校の時に読んだ。

空の散乱反射の中に
古ぼけて黒くえぐるもの
ひしめく微塵の深みの底に
きたなく白くよどむもの

だいぶ前に、ふと意味をよく知りたいと思って検索をかけたら、「ひしめく微塵の深みの底に」「ひかりの微塵系列の底に」となっていた。
そんなバカな、と思ったが、「ひかりの…」の方も確かに読んだ覚えはある。
あるが、ねこママの中の「岩手山」は断じて「ひしめく微塵の深みの底に」でなければならない。

あ〜だこ〜だと検索をかけまくって、やっと、当初は「ひかりの…」だったが、後に推敲の結果、「ひしめく…」に改訂されたのだと知った。
じゃあ、ネットの各ブログやTwitterや個人のホームページなどで「ひかりの…」が溢れているのは何なのだろう???
まあ、その理由はわかる気がする。要は、どっかのネットで「ひかりの…」となっている方をを読んだから、それが次々と拡散されちゃったのではないかということ。

…と思う。

詩歌はちゃんとした書籍で読みましょう。


by nekotamamako323 | 2017-01-13 20:19 | う~~~~む