またあれ持ってこいのこれ持ってこいの

お望みの通りに腕時計を持って行ったら案の定で、今度は「補聴器を持ってきてくれ」と言い出す。

そこでややキレて、毎回ひとつひとつ言われても困ること、ここの病院は家から近いわけではないこと、バスの本数が少な過ぎて不便なこと等々を言い立てて、「持ってきて欲しい物をまとめて言って!」とキツく言った。
それで少しの間眼をさまよわせて考えて、「ないな〜」というのでじゃあもうないのね?と念を押して、洗濯物を持って帰ってきた。

ねこママがなんでそれまで補聴器に気を払わなかったかというと、爺さんはとにかく補聴器を全然使わないんですね。聞こえづらいのでつければいいのにつけない。
もしかして、補聴器をつけるとそれまでと同じように聞こえるようになると思っていたのが、音だけは拡大されるものの意外と聞き取りが出来ないので失望して使いたくなくなるということかも知れない。

なのであの補聴器を使い、うまく聞こえないのでこの補聴器を使い、それもうまくないので今度は違うのを使い、結局まるっきり使わないまま日々が過ぎていったり等々して、結局が薬局、持ってこい言われてもどれを持っていけばいいのかさっぱりわかりませんの。

帰宅して、爺さんの補聴器が入っている引出しを調べたら、充電式のやつはアダプターが見当たらない、電池式のやつは電池量がどうなっているのかわからず予備の電池もない。めんどうくさくなって、まあ大丈夫だろうと電池式のポケット補聴器をひとつ持って行きました。

バスの中で島内景二の「中島敦 『山月記伝説』の真実」を読んでいたら、あまりにも面白くて乗り過ごすところであった。

しかし・・・「山月記」か!

タイトルを口にするだけで、遠い昔の日々に思いを馳せて、ふと胸が暗く疼くような心持ちになるのは何故だろう。


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by nekotamamako323 | 2018-06-27 15:10 | ふんとにもぉッ | Comments(0)