帰宅して泣いた

今日のじいさんは「唇が乾いてしょうがない」と言う。
カバンの中にリップクリームを入れてあるのを思い出し、それを塗ってやったら透明感のあるピンクの色付きのやつだったのでヘンなオカマのじいさんみたくなってしまった。

チョコチョコッと抑えるようにして拭いたら、一昨日剃ったばかりのヒゲがジョリジョリと手にあたる。
馬鹿に伸びるのが早いなあと思ったが、食物がとれなくて点滴だけで過ごしているので顔が痩せて、その分ヒゲが突出する感じになるのだろう。主治医の説明が長くなり、ねこママもあれこれ質問したりしたのでヒゲを剃るのは明日にすることにして帰宅。

思ったよりも急激に終末が近づいている。
ケアマネのDさんが、「みんなそうだよ。自分では若いと思っていても、85を過ぎると何があってもおかしくない。若いようでも若くないの」と言う。

じいさんのここ数年のことをあれこれ思い出してみているが、どの段階で畑の作業をやめ、どの段階で精密に検査をしても結局のところは「意味がない」のだと理解した。
来るべきときが来ただけのことであって、ただじいさんはボケてもいないし意識もちゃんとある。そこのところが、いろいろとわからなくなっていたばあちゃんとは違う。

ねこママにはそこがまたツラいと言えばツラい。


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by nekotamamako323 | 2018-06-29 09:12 | なし | Comments(0)