2007年 05月 24日
介護について
ねこママは、親の介護はともかく、親が死ぬと言うことは、自分を死から遠ざけてくれている防波堤が消失することのような気がしている。
早く言えば、自分と死との間には「親」というワンクッションがあるのだが、その親の片方が欠け、残る片方も欠けると、目の前に広がるのは「(いつかは自分に来る)死」という暗い海である。
そう、親が死ぬということは、死を意識することから遮断する防波堤が消失して、今度は自分の死を意識し見つめ直すことなのではないかという気がする。
最近はことにその思いが強まってきた。
「二人とも、いつまで生きていてくれるのだろう」という気弱な思いがふと、脳裏を駆け抜ける。
とまあ、朝っぱらから辛気くさい話はやめて、同居している奥さんの母上の介護を手伝っている従弟の話をする。同じ埼玉県の大宮に住んでいるのだが、その彼からのメールが面白い。
ばあさまはボケているけど足腰は達者なので、気に入らないことがあると、足をドカドカ踏みならしております。この音が聞こえると、「また始まったよ」と家内と二人で笑い合っております。ばあさまは以前はおしっこを垂れ流しながら文句を言っていたのが、今はオムツを当てて文句を言っております。
といった調子。その情景が眼に見えるようだが、従弟のどこか人ごとみたいなすっとぼけた文体が面白い。屈託のない性格なので昔から可愛く思っていたが、外見が幼女連続殺人事件の宮崎勤に似ているんだな、これが。苦笑
だもんだから、宮崎勤が逮捕されて顔写真が新聞に載った時はギョッとした。従弟の親もギョッ、勤め先の人達もギョッ、人騒がせなやつである。
ともあれ、介護の生活は相当に辛いものがあると思うのだが、親のボケっぷりを笑い飛ばすというのも、なかなかシニカルでよいのではないかという気がしてくる。
「笑う介護生活」
うん、親がボケたらこういうタイトルでブログを作ろう。・・・・なに?更新してる暇はない?そっか~~~!笑
by nekotamamako323
| 2007-05-24 08:08
| にゃあにゃあ☆