2007年 10月 04日
この本も面白い
山口智司著 彩図社 571円+税
鴎外は論争が大好きだった。(中略)だが、鴎外の論争は文章のレトリックにこだわったり。主題をわざとズラしたりするやり方が多かった。
あるとき、「医閥とは何だ」という論戦で、鴎外はこんな題で再反論を書いた。
「医閥とは何だとは何だとは何だ」
さっぱりわけがわからない。(91頁より引用)
面白いなあ。笑
こうなると、勝つための論争と言うより、負けんがための論争に近い。が、こういう論争の仕方をする人間もいる。ねこママも「負けたくない」と思ったらこんな具合ですよ。
しかし、論理を通すのは簡単だが、負けたくなくてムチャクチャなことを言うのはすげぇくたびれる。エネルギーを無駄に使った・・・と思うのもこんな時ざます。
自戒すべし。
by nekotamamako323
| 2007-10-04 11:14
| ひゃああああ