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セールスは嫌い

時々思い出す、嫌な話。
スットコじいちゃん達が旅行だか帰省だかで不在だったある日の夕暮れ、二人の子どもはまだ小学生だったと思う。連れ合いはまだ帰宅せず、ねこママは夕飯の支度に大わらわだった。
なんせ、空腹を我慢出来ずに騒ぐガキ、いえ子どもが二匹いるんじゃ時間に追われるのは仕方がない。と、そこへ玄関のチャイムがピンポ~ン♪と鳴りよった。

誰だ!こんな時間に!と腹を立てたが、ねこママはチャイムは聞こえてもインターホーンが聞き取れない。セールスだったらイヤだが近所の人が用事で来たということもあり得る。
不承不承玄関のドアを開けて、アッチャ~~~!!と思った。(わかるね)
ドアの陰からぬっ、と顔をだしたのは、険しい顔をした、いかにも性格の悪そうな見知らぬおばさん。○○新聞のセールスですってさ。セールスなら、もっと優しげな顔をしてろ。

とにかくねこママは初対面からカッチンときて、「こんな時間帯にセールスに来るって、主婦にとっていかに迷惑なことか、わかりませんか?」と言った。だって、実際に腹が立ったんだもん。向こうも最初っから不機嫌な顔をしているし。相手がヤローだったらまだいいのよ。男なんてどうせわかってないんだから。
しかし、どう見ても独身の女性に見えないふてぶてしいおばちゃんが、主婦の最も忙しい時間帯にやって来るってどういうことなのよ。来るんなら真っ昼間に来い!いや、うちには来るな。

とまあ、そういった調子でお互いにとげとげした物言いになり、「とにかく結構です!」と言ってドアを閉めました。そのまま家の中に入ったら、
ガッチャ~ン!
という音が外で聞こえた。
玄関でやり取りを聞いていた娘が、 「あのおばさん、門扉を蹴飛ばしたよ」と言った。
「ほっとけ。全く、こんな時間に来るなってんだ!」とねこママは言い捨てたんです。そういうことがあった。

で、昨日の夕方、ねこママとスットコ娘しかいなかった時に、チャイムが鳴ったと思ってくらさい。
娘がインターフォンに出た。

「はい、・・・・はい、・・・・・間に合っています!(ツンケン)」ガシャッ!

ええ、スットコ娘はセールスとなると、いつだってこんなふうなんです。
「オマエ、前々から思っていたのだけど、もう少し優しい物言いは出来ないの?」と言いたいが、ねこママの喧嘩を見ているもんだから、でもって他にもオッサンのセールスマンとは夕方でなくても喧嘩しているもんだから、「セールスなんて、ろくなもんじゃねえ」というのがインプットされてるみたいなんだよねえ。

向こう様も仕事だというのはよっくわかっております。
わかっておりますよ。だけど! だけど!
セールスマン(レディ)は嫌いだ。何があってもうちには来ないでくれたまい。

by nekotamamako323 | 2007-10-23 09:36 | ふんとにもぉッ