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黙祷

ロス事件の三浦和義氏が亡くなった。まさか自殺するとは思わなかったので少々驚いたが、その一方では当然の帰結だという気がしなくもない。本当に何から何までウサン臭く、嘘臭さを身辺にまとわりつかせた人物だったと思う。一種の怪人だったな。

しかし、自殺を決行するには相当な勇気と、そして絶望が必要だ。あくまでも無実を主張していた彼の絶望は何だったのだろうな・・・・と、しみじみ考えてしまった。

何によらず、コトが起きた当時は未来の姿など全く見えはしない。
10年20年、そして30年も経ってみて過去を振り返り、(ああ、あの頃はこういう未来になるとは夢にも思わなかったなあ・・・)と感慨にふけるのである。

銃撃事件の後、彼が撃たれた足を治療する為に入院していたベッドで、涙にむせびながらも饒舌にインタビューに答えていた姿を思い出す。
それから30年近くも経って、今さら彼が首をくくって自らの命を絶つと、誰が考えただろうか。おそらくご本人も、こういう未来が待ち受けていたことに衝撃を感じる瞬間もあったのではないか。

安らかに眠れ。そして、亡き妻の元に行け。罪がないならば。

by nekotamamako323 | 2008-10-11 21:52 | う~~~~む